2013 シカゴ紀行5
総理がまだ、幼稚園児、もしくは小学校低学年のころ、親父のビジネスパートナーでシカゴ在住のテッド・ラングさんという赤ら顔の外国人(アメリカ人)が、二年に一度くらい、我が家にやってきました。
その時、テッドさんは「タカキ、アメリカにキナサイ。アメリカね、コンナ、オオカイ、チョコレート、タクサン、タクサンネ・・・」と言って両手を広げて見せました。
総理が親父に「オオカイ・・・」って何だ?と尋ねると、
テッドさんの造語で「大きい」と「デッカイ」をくっつけた言葉でした。
当時の総理は、アメリカには、本当に、そんなオオカイチョコレートがあるのかと腰を抜かしたものです。
で、テッドさんが、次回の来日でお土産に持ってきてくれたのが、ハーシーのチョコレート。確かに日本では見たこともないチョコレートでした。
しかし、両手を広げたチョコ(総理の頭の中では畳一畳分の大きさでしたから)とはほど遠く、確かに大きく肉厚なのですが、当時の明治のデラックスチョコの4倍程度の大きさで、これはオオカイではない・・・と内心思ったものです。
親父に「これがオオカイチョコか?」と問いただすと「アメリカ人は何でも大袈裟に言うから気をつけろ。特にテッドさんは、その傾向が強い。ビッグマウス(ほら吹き)だよ」と笑い飛ばしたが、「アメリカには畳一畳分のチョコレートがあるんやて」と、得意気に学校中に言いふらした総理の立場はどうなる。「んじゃ、証拠を見せてみろ!」と猜疑心の強い同級生に迫られ「おうとも、明日、テッドさんが土産に持ってくるから見せたるわい・・・」と大見得を切った総理は、翌日、どうやって学校を休むかばかり考えていました。
総理が初めてシカゴに行った1978年当時、ダントツで世界最高峰のビルだったシカゴシアーズタワー。(本屋のお姉さん運転の車窓から)
車はダウンタウンへ。地震のないシカゴの街並み、建物は34年前とほぼ変わらず。ダウンタウン以外は高層ビルの建設が禁止されています。道は、どんなに舗装しても冬には亀裂から凍結してボロボロになるので、真剣に、治そうとはしないので、これも当時のままです。
信号待ちでワンショット。
バテレンらしい大胆なコマーシャル。
いよいよダウンタウン。
市内を流れる河川で栄えた街、シカゴ。
街中でも普通にすれ違うコンボイ。
シカゴを知りたい方、安藤総理のお勧めムービーはこの2本。
どちらもシカゴ市内の撮影満載です。まだまだ続く。次回もテッドさん。