少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

2942 東京中日ブルース1

12/30-17

安藤貴樹のFB投稿、本年もご愛読ありがとうございました。
年末に古き良き時代話をひとつ。

小生、高卒後、シカゴへの生意気留学と、日本では1年の浪人予備校時代があり、現役同級生が卒業する22歳で明治に入学でした。

卒業時26歳で、当然まともな就職など期待すべくもなく、起業を目指しておりましたが、幸運にも学生時代よりアルバイト原稿を書かせていただいた東京中日スポーツの高田編集局長より、直々のお声がけで入社に至りました。

本当に幸運でした。

野武士の寄せ集め軍団という感じでした。

先輩、後輩なく記事原稿に噛みつき、わずか1行13文字の奪い合いに胸ぐらを掴み合う日々です。
最後はお互いに納得して、品川駅前の夏でもやっている屋台のおでん屋へ小走り。

最終校了の12:15分を待ち、タクシー送り時間の25:00までの45分間、正味35分間で売れ残りのどろどろのオデンをやりながら、猛烈な勢いで酒を煽る。

日本酒なら駆けつけ3杯を一気に流し、チェーサー代わりのサッポロ瓶はラッパでやる。

「中日さんはパーと来てガツンとやってサーって引くから実に気持ちがいい」とは、パンチパーマに割烹着がやたらと似合うマスターオカマさん風。

この会社には当時、練習生と呼ばれる新社員が本社を含め約30人の採用。

編集、営業、事務畑に人事されます。

実は私は入社当時、明治畑と呼ばれる営業部へ回されました。

というのも、学生拡張団というものを結成して、主に中日ファンの小中学生、及び婦女をたぶらかし、安藤貴樹後援会なるものを有志が立ち上げてくれたので、当時、全然売れなかった東京中日スポーツを自身の後援会を利用して定期講読客を画期的に上昇させた実務経験があり、営業部の明大先輩からも熱烈な推薦を受けておりました。

そこで編集部と呼ばれる早稲田派閥から声がかかり「お前まさか裏切るつもりじゃないよな」と明大先輩にも恫喝され、実は拡張団には今で言う反社会勢力も、普通に関わっていたりして、ちょっと怖かったのですが、編集、原稿書きの未練断ち難しと言うことで、指一本と引き換えにケツを捲るに至りました。

で、さすがに中日新聞は、まあ地方の盟主には間違いありませんが、縁故入社オンパレードです。

半分はそうでしょう。販売店の息子、銀行の役員のお嬢。

とりあえず大学さえ出ていればという感じです。

そこで、編集部には練習生と呼ばれるいわば正規軍(ある意味エリートですが)と、中途採用の維新軍もしくは反乱軍があるのです。胸ぐら掴み隊は、維新軍特有です。
ただ机に座って鼻くそほじっていればいい練習生は、横領とか余程の問題を起こさない限り、不倫程度では出世の妨げにはなりません。ですが、維新軍中途採用組は自己アピールに戦争でした、これはもの凄く熱き壮絶な生命の闘いでした。

つづく