少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

1784 臓器移植考23

凄いですよね・・・人類の医療の進歩。技術はどんどん革新して行くのに、倫理だとか、法律だとか、机上優先の役人や学者どもが、「生命の尊さ」を蹂躙しているとしか思えない、昨今の厚労省や医師会。昨日のイレッサ訴訟もそうだが、「生命の現場」を無視しすぎてはいないか!
アタマデッカチ保身主義のクソ役人ども、「コトナカレ主義」とはイコール「やってるふりをするだけ主義」。役所仕事でこの瞬間も人が死ぬ。
日本の、そして世界の移植医療に、この移植手術の成功は大きな意味を持つ。元気な赤ん坊が生まれんことを・・・・。


ーーーーーーー以下ネット配信記事転載ーーーーーー


世界初の子宮移植女性が妊娠、トルコ

AFP=時事 4月13日(土)8時22分配信


【AFP=時事】死亡したドナー(臓器提供者)から摘出された子宮の移植手術を世界で初めて受けた女性が、胚移植により妊娠したことが分かった。担当医らが12日、発表した。

トルコで子宮の死体移植に成功、世界初

 担当医のムスタファ・ウナル(Mustafa Unal)医師によると、デルヤ・セルト(Derya Sert)さん(22)はトルコ南部アンタリヤ(Antalya)県のアクデニズ大学病院(Akdeniz University Hospital)で体外受精した胚の移植を受け、初期検査の結果、妊娠2週間を迎えつつあることが判明した。「今のところ経過は順調」という。

 世界で5000人に1人いるとされる生まれつき子宮がない女性のセルトさんは、2011年8月に同病院で死亡したドナーから摘出された子宮の移植手術を受けた。子宮移植手術の成功は世界初で、セルトさんは当時「医療の奇跡」と呼ばれた。不妊に悩む世界中の女性たちにとって、セルトさん妊娠のニュースは新たな希望の光となる。

 医師団は胚移植の前に、移植された子宮が正常に機能していることを確認するために、18か月間経過を観察した。月経が始まったことから、子宮がうまく機能していることが分かったという。

 子宮移植を受けたのはセルトさんが世界で2例目。1例目は2000年、サウジアラビアで生きたドナーからの移植だったが、手術から99日後に重度の血液凝固が起き、子宮の摘出を余儀なくされた。セルトさんは、合併症や拒絶反応のリスクを避けるため、帝王切開により出産し、産後数か月で子宮は摘出されることになっている。【翻訳編集】 AFPBB News

ーーーーーー以上ーーーーーーー


たとえば、後天的に、いろんな事情で子宮を失った女性に対しての希望の光と言えないか。


ーーーーーーー以下ネット記事転載ーーーーーーーー

トルコで子宮の死体移植に成功、世界初
2011年10月03日 16:11 発信地:アンタリヤ/トルコ


【10月3日 AFP】トルコ南部アンタリヤ(Antalya)県のアクデニズ大学病院(Akdeniz University Hospital)の医師団は、生まれつき子宮がなかった女性への子宮の死体移植に世界で初めて成功したと発表した。生まれつき子宮のない子宮欠損症の女性は世界で5000人に1人といわれるが、子どもを授かりたい多くの女性たちにとって希望の光となるかもしれない。

 手術は、8月9日に行われた。移植を受けた主婦のデルヤ・セルト(Derya Sert)さん(21)は、スミレ色のナイトガウンを着て病院のベッドに横たわり、「喜びや興奮など、あらゆる感情が入り交じっています」と語った。軽い痛みがあるものの「神様がお許しになれば、私たちの子どもを胸に抱くことができる」と希望に胸を躍らせている。既に生理が始まっており、医師団によると子宮が正常に機能していることを示す重要な兆候だという。

 子宮移植そのものは世界で2例目。世界初の子宮移植は2000年、サウジアラビアで行われた生体移植だったが、手術から99日後、深刻な凝固により子宮を取り除かざるを得なかった。

 アクデニズ大学の医師団はサウジアラビアでの失敗について、生体移植だったため吻合すべき血管が短すぎ、子宮がうまく支えられなかったのが原因と分析。セルトさんの手術では、ドナーから取り出した子宮周辺の組織をより多く取り除けたため、子宮を体内深くに長い血管でしっかり支えることができたと説明した。また、免疫抑制薬も改善しているという。

 ただ、完全な成功を宣言するのはセルトさんが無事子どもを産んだときだと、医師団は慎重な姿勢を見せている。移植手術前に受精したセルトさん夫妻の受精卵を体内に戻すまでには、少なくとも6か月が必要だという。

 また、妊娠中は免疫抑制薬による先天異常や子宮内発育遅延、早期陣痛など、多くのリスクがあるという。セルトさんが健康な子どもを産むため、免疫抑制薬の投与量の抑制が非常に重要となる。

 医師団では、拒絶反応のリスクを避けるため、出産後は子宮を除去する方針だという。(c)AFP/Safak Timur


ーーーーーーー以下はスウエーデンの移植記事ーーーーーーー


スウェーデンで母から娘への子宮移植手術に成功、世界初
2012年09月19日 14:34 発信地:ストックホルム/スウェーデン


【9月19日 AFP】(一部更新)スウェーデンヨーテボリ大学(University of Gothenburg)は18日、妊娠・出産を可能にすることを目的とする母から娘への子宮移植手術に世界で初めて成功したと発表した。

 子宮頸がん治療のため子宮を摘出した女性と、生まれつき子宮がない女性の2人が前週末に母親の子宮を移植する手術を受けた。移植を受けた女性は共に30代だという。

 同大の研究チームを率いたマッツ・ブレンストレム(Mats Braennstroem)教授(産婦人科学)によると、10人以上の外科医からなるチームが手術を行い、合併症もなく終了した。移植を受けた2人は疲れているものの、術後の経過は順調だという。子宮を提供した母親2人は既に立ち上がって歩けるほどに回復しており、数日後には退院できる見込みだと同教授は話している。

 移植手術前にはそれぞれのパートナーの精子を使って体外受精した2人の受精卵が冷凍保存されており、これから1年間経過観察したのち、子宮内に戻す予定だという。したがって本当の意味で移植手術が成功したと言えるのは2014年に2人が赤ちゃんを無事出産してからだとブレンストレム教授は語っている。

 同教授は2人が妊娠に成功する確率には言及しなかったが、通常の体外受精による不妊治療で受精卵移植後に出産する割合は25〜30%だと述べた。

 また同教授は、移植臓器の拒絶反応を抑える免疫抑制剤の服用を続けずに済むよう、移植された子宮は「最高で2人」を出産した後に摘出する方針だと明らかにした。チームのミカエル・オラウソン(Michael Olausson)医師は子宮移植による拒絶反応の発生確率を他の臓器移植と同じ約20%としている。

 移植を受けた女性2人は、自身とそのパートナーの生殖能力に問題がないといった候補者としての条件を確認するための長い審査過程を経て選ばれた。2人の名前は明らかにされていない。スウェーデンではさらに8人の女性への子宮移植が今年秋から来年春にかけて予定されている。

 ブレンストレム教授は、この移植法は生まれつき子宮がなかったり、子宮に損傷を受けた若い女性の妊娠を助けるためのものであって、妊娠・出産可能な年齢を超えた女性を助けるためではないと強調している。

 1999年に始まったこのプロジェクトで、科学者や医師、その他専門家の約20人からなるチームはこれまで、マウスや霊長類などを対象に子宮移植手術を行い、移植後の妊娠・出産に成功してきた。

  子宮移植手術は、2011年にトルコの医師チームが世界で初めて成功した。だが、子宮移植は生きたドナー(臓器提供者)を必要とすることなどから問題視されることも多い。スウェーデン中央倫理審査委員会(Central Ethical Review Board)は当初、同プロジェクトの実施を認めていなかったが、今年5月になってプロジェクト監視のための特別委員会の設置を条件に移植手術実施の許可を出した。(c)AFP/Pia Ohlin

ーーーーーーー以上ーーーーーーー