これまで、日記では東北地震、福島原発事故に触れてこなかった。あまりに重たい問題で書き手も読み手も滅入るだけだからだ。それに、あまりにも情報が少ない。最大の情報源はアムウエイのメンバーの方々からの多くの情報だ。そこで我が家も、以前から欲しかったアムウエイの新型の空気清浄機12万円超を購入することにした。最早、水はおろか空気だって無料ではないのだ。
さて、中国では福島原発事故がどう影響しているか？
東北の各種部品工場が被害を受け、重要部品を生産できず、全世界の自動車メーカー、電気機器メーカーの工場が稼動できず、人員の解雇、削減、駐在員の帰国を余儀なくされている。そのあおりを一番に受けているのが、日本人駐在員対象の飲食店と食料品販売店だ。
広州においては日本人駐在員が半減、もしくは３分の１に落ち込んでいる。北京では飲食店の売り上げが実に50％ダウン。上海では30％。香港でもほぼ同様。この状態が数カ月続けば、連鎖倒産する日系飲食店が続出するに違いない。
さらに追い打ちをかけるように放射能物質の海水汚染。魚を食べると被爆するいう風評がながれ、みな海水魚を避けている。100％の確率で、今、眼の前にある秋刀魚の塩焼きは原発後に海で獲れたものではないことが、日本人なら誰でもわかるのだが、中国人にはそうはいかない。これまで「日本直送」を売り物にしていたからこそ、その反動も大きい。
中国人の友人も「しばらくは日本食は避けときたい」と漏らしていた。
個人事業主が被る被害もハンパじゃないが、海水及び空気汚染の世界規模な国家損害賠償は天文学的金額になるだろう。
中国は今月中旬から海域での漁を法的に全面禁止とする方針を打ち出した。中国が国ぐるみで膨大な損害賠償を要求してくることは明らかだ。それを考えると中国の原油の無償支援など一連の協力が、その正当性を世界にアピールするための布石だということが、モロに見えてくる。これで一気に日本を叩き潰しにくる。残念ながら菅民主党ではまったく太刀打ちできない。酷い話だ・・・。
