少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

601 広州日和4

今回の中国90日間は、いくつかの実行可能なプロジェクトを引っ提げてやってきた。それも即戦力、近未来企画、長期未来戦略の3パターンの事業企画を、かなり綿密に立てて準備した。
にもかかわらず、理由はそれぞれ異なるが、結果的には惨敗だった。それも散々たる惨敗だ。かつて経験のないほどの酷い負け方と言っていいかも知れない。自然災害も大きな一因ではあるが、それはあくまで一因に過ぎない。
上海の件もあるが、それだけではない。常に変動しているのは地殻や為替だけではない。中国の激変に中国歴9年の撲も最早追いつけない。
「疲れた」と言いたくないが、とにかく本当に「疲れた」。そう言えば湯舟にも浸かっていないなあ・・・。う〜ん軍人病院の湯舟は良かった。広い浴室を時間無制限で占領できたし・・・なんて思い出しても虚しくなるだけか・・・。
旨いものは、いっぱい食べたなあ。上海でも広州でも。言葉はなくても、何処でも眠れて、何でも食べれ、どこでもクソできるのが海外アウトローの基本条件だろう。それができりゃ銭がなくてもなんとかなるさ・・・。
ああ、この疲労感、もはやカラオケでもクリアできない。
ただ、人の心に地殻変動はない。友達は前と同じ友達だ。ビジネスは利害関係が伴うからそうはいかないが、僕はこれまで中国での仕事に利は与えても害を与えたことはないので、いまだに良好だ。
されど、首が痛い、背中も痛い、心も痛い、カラダが重い(これは体重のせい)。ちっくしょ〜、なんとかならんもんか。
まあ、僕以上に上海のS店長、N料理長は辛いところだろう。信長殿から預かった大切な城を根こそぎ蓁軍に略奪されたようなものだろうから。時代が時代なら、良くて切腹だろう。
眠れぬ夜と起きられぬ朝。そんな日々の繰り返し。
だけど、チャレンジした者にしか壁は訪れない。そんな言葉だけを、自分への慰めに与える。僕もSもNもこのままでは終われない、終わらない。必ず起き上がると強く心に誓う。