少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

948 四川のあの娘

昨2/29は閏年。一年は365日と5時間48分46秒。その端数を4年に一度、帳尻を合わせるために、太陽(暦)がくれた季節(一日)。
「わかる?」と四川省から来たあの娘に問うと「わからな〜い」と言う。
「日本語では閏年、中国語では何って言うの」「知らな〜い」
「太陽がくれた四年に一度の贈り物なんだよ」「へ〜そうなの。それよりあなたもたくさん食べてね」とあの娘。背が高くまつ毛と指が細く長い。綺麗な長い髪は少し切った。
正やん(伊勢正三)の「きらいなはずだった冬に」という曲をアップしたい。(やはり中国からはユーチューブはアップ不可)。この曲は僕らのためにあるのかな、なんてね。
そんなことより「どして、あなた食べないの?」とあの娘。その理由はキミが一番よく知っとるやろ、上海のA店長も同じ問題を抱えている。辛(から)いものが辛(つら)いのだ。僕の脳天からは阿蘇山大噴火、ケツからはアトムのジェット噴射。そら日本の「四川料理」くらいならわけないさ。でもね、本場の四川料理を食べてごらん。平気な人もそらいるけど、病院直行組も少なくないよ。
あの娘は優しい娘、僕が辛いの辛いことを知っているので、四年に一度のエキストラデーは中間をとり、韓国料理で我慢してくれた。
赤い色の食べ物はすべてあの娘の前に。僕がオーダーしたのは冷麺だけだけど、すごい量だね。「誰がこんなに食べるの?」と聞くと「あたし〜」と手を上げた。
痩せた身体に赤いものが吸い込まれていく。ちょっとだけスープを飲まされた僕は滝の汗。食事中2度ほどトイレに立つ僕。なんのこれしきのことで。この関門(拷問)をクリアせねばあの娘は・・・。
この夜はビールも飲まずお茶だけで過ごす。そら、あの娘の手料理だって食べたことあるさ、もちろん辛いの抜きでね。
正やんの美しいメロディーとは裏腹に、今宵も悪戦苦闘。足の痛みを、ほんの少しだけ忘れさせてくれる瞬間。
1000カウントダウン「11」