少数派日記

社会派エロブログ、少数派日記です。

“安藤総理の少数派日記”

4635 オサーンの心意気(ビックカメラ)

7/16/18

そらあね、生きていればいいこともありますよ。
軽度の落下で壊れたアップル社のパソコン。
修理というか、画面部分の全交換に63000円の出費。
ほぼ同額で購入したエアコンをキャンセルして、こちらに回さざるを得ない過酷。

保険会社がまずは見積もりを出せ、とのことで、実に3度目の新宿ビックカメラ、アップル社の公式修理店。
アップル社は正直、最低の対応でしたがビックさんはすこぶる紳士的。

しかも、この日の対応者は私と同世代と思しき昭和臭漂うオサーン

「では、ちょっと開けて中を見て見ましょう。それでダメなら修理ですね」
「え?ここで、中を開けられるのですか?」
「あ、はい。状況を聞くと軽い落下。基盤と画面を繋ぐ部品の接触不良ならば、ここでなんとかできるかも知れません」
「あ、しかし、アップル社のパソコンは開けてはいけない、と聞きましたけど」
「あ、はい。素人の方は開けない方がよろしいかと。私どもは特殊な器具を持っておりますので」
オサーン、席を離れること10分。その間、安藤、祈りを捧げる。オサーン、戻る。
「やはり接触不良でした。軽くですが、埃もとっておきました」

「あなたはなんて親切な人なんですか?」
「いやいや通常の業務の範囲内の仕事ですよ」
「いや、私は今回で、ここに来るのは3度目ですが、過去2回のヤングマンは、ちょこちょこと外からいじっただけで、『対応できないのでもう修理に出すしかありません』といわれましたよ」
「う〜ん、そんなはずはないんですけど」
「いんや、もしそうだとしたら、私はここにはいないでしょ」
「あ、はい、確かに」
「いずれにせよ、あなたは恩人です。冷たいビールの一杯でもぜひ奢らせてください」
「いやいやお気持だけで。本当に通常の業務で特別なことをしたわけでもありませんので」
「今の時代、癒着とか忖度とかいろいろとうるさくて、客からの贈与とか、会社に知られると、逆にご迷惑になるかも知れませんが、これでは私の気持ちが収まらない。

地下の屋台で、帰りがけにぜひ一杯だけ受けてもらえませんか?」
「いえいえ本当にお気持ちだけで、ありがとうございます」

こちらこそ、本当にありがとうございますだ。
それにしても、最初のヤングマン2人はいったい何だったのだろうか?アップル社からすれば、修理代というか交換代63000円を儲け損ねたわけで、ヤングマン称賛で、オサーンアウトといったところだろう。ココロのビジネスの破綻の時代だ。
「料金はいかほどで?」
「部品を交換したわけではございませんので無料です」
「では、本当にせめて、一杯の生ビールを」
これ以上の強要はパワハラになるので、これを最後にした。

それでも、もしかしたら、オサーンの喉が渇いて、地下の屋台村に来るかも知れない。

とりあえず、生ビールを奢らければ、と先回りした。すると知人から電話。

「今、何処にいるの?」「新宿」「ビールでも飲む?」「飲む!」というわけで、結局小田急ハルク、ビックカメラの地下2階の屋台村へ。韓国料理ヤンさんの店にてホッピーちゃんと海鮮チジミ。
結局、オサーン現れず。遠慮深い方でした。

おまけに知人にホッピーまでゴチになりました。

ちなみにチジミがとても美味しかったので、バイトの韓国人青年に「とても美味しかったと、ヤンさんに伝えてくれ」と頼んだところ、「あの、スミマセン、ヤンさんは、去年、死ニマシタ」ですと、ガーン。そんな、ストレートに返さず軽く流してくれよ、俺、ヤンさん知らんし。

本当もついてる 感謝してます。

f:id:chamy-bonny:20190716210714j:imagef:id:chamy-bonny:20190716210728j:image

f:id:chamy-bonny:20190716210740j:imagef:id:chamy-bonny:20190716210750j:image

コメント

クニアキさん「ホッピー 関東圏から広がりませんねぇ。たまに大阪で扱う店登場しますが次行くとメニューから消えてたりします。ラーメン屋では「運転される方に!ノンアルコール飲料 ホッピー」なんてポスター貼られてTましたし」

裏「西早稲田で新聞配達してた時期、神田川沿いにこ汚い焼き鳥屋があって、そこは人生の再起不能者が集う店で、ビールという高級品はなく、小銭で飲めるホッピーで、いかにして酔うかを競うような店で、札を持てない傷追い人たちは、日雇いの小銭を手のひらに乗せ、一枚一枚数えるようにして、やたらナカだけを注文して、キャッシュオンデリバリーで、一升瓶からジョッキに注ぐ店主に、一滴でも多く、と、哀願し、店主は店主で目分量で適当に注ぎ、焼き鳥を注文する者は稀で、逆にホッピー置いてある店は限られていて、ホッピー飲んでます、なんて堂々と言えず、ホッピー=貧乏なアル中というイメージで、僕は決して、こういうオサーンにはならないぞという強い決意のもとにホッピーを煽っていたのですが、原点回帰、サケが産まれた川に戻るように、解明されていない宇宙、生命の神秘のように、今なら、あの店で、小銭を手のひらで数えるオサーンの一員として、すぐに溶けめるような、不吉な予感に苛まれています」

クニアキさん「私もホッピーか酎ハイばかり飲んでましたね。レモンとライムの2種類しかない時代です」

マサノリさん「再起不能で悪かったな。ほっといてくれ。清瀧もきれいな店になってるよ。相変わらず安そうだけど」

裏「あの店は清瀧というのですか?いや、そんな洒落た名のある店ではないはず。とにかく、瀬戸際の人間の吹き溜まり。山本さんが、その中にいたとて、溶け込んでいて違和感がないかも(笑笑」

マサノリさん「あそこのホッピーは焼酎をビールで割ったやつで、帰りに自転車ですっ転んでドブに落ちたこともいい思い出です」

 

ヤスコさん「良かったですね。これでエアコン、買えますね。ビックカメラで買ってあげたら、ご恩返しになるかも(^o^)」

裏「村田さん、ありがとうございます。これも、村田さんの助言が発端です。村田さんのアドバイスがなければ、まんまとやられてました。北五の和菓子のおじさんは死んでしまい、饅頭はご馳走できませんが、田島のコッペパンをご馳走させてください。本当は、東京で一番古い、観音の常盤の焼き魚定食が良かったのですが、あそこのおじさんも半年以上入院されていて、復帰の見通しが立っておりません。田島のコッペいかがでしょうか?私はマーガリン抜きのピーナツサンドが好きです」

ヤスコさん「ありがとうございます。でも本当に良かったですね。Appleは修理代を高く取りすぎです。ちなみにですが、AppleCareよりビックカメラとかが独自に有償でつけているワランティの方が良いですよ。Appleは3年で終了しますが、3年以降の方が断然修理する可能性は高くなります。以前、他社のワランティでiMacのHDが不具合になったとき、全交換で5万円が無料になりました。販売店は賢く使わないと大損しますね〜田島のコッペパン、ありがとうございます。お気持ちだけいただきます〜🎵」

 

ヨシミ「まだ取り付けてなかったん?エアコン💦一刻も早く買ってきてね!」

裏「昼間我慢すれば、夕方は涼しいで。もう少しで夏も終わりや」

ヨシミ「諦めたん?気を付けや~心配で、気になってしまうわ(┯_┯)
まだ、若い!可能性いっぱいやで!私は負けへん!お薬きっちり飲みや!ほな、行ってくる(๑´˘`๑)」

 

ナグモさん「感動的なイイ話ですねー僕は石器人で機械のことは何も分からず、いつも泣き寝入りや言いなりなので、嫌な世の中だなぁと思います!活版印刷の時代が良かった😸」

裏「南雲社長、同じですよ。ときどき、(かつては日に何度か、今は月に何度か)餅をつく杵でパソコンを破壊してやりたくなります。言うこときけよ、みたいな」

カンペイ「バケツエアコン買えるじゃないか?」

裏「あのな、バケツエアコンもぬるま水じゃ冷えんのだよ。冷房人間はこれだから世間知らずだw」

カンペイ「バケツのモンクはバケツに言え!そもそもがキミんちの事情が世間離れしとるのだろうが!」

裏「あのな、確かにバケツは100キンで買えるけどな、蛇口からは湯しか出ん。
バケツあんかは夏にいらん。冷房なしで、過ごしてこそ、死線超え」

カンペイ「今死んだら相当臭いぞ!」

裏「半日ともたないで腐る。それは間違いない。悲しいが事実だ」

トヨジ「エライ事儲けたな😆(笑)」

裏「おうともよ」

 

ヤスシさん「お疲れ様でした。まずは良かったですね。パソコンの修理代が浮いたのは凄いです。まだまだ夏は暑そうなのでエアコンを御一考されては如何ですか?時間が無いっすかね」

裏「金沢さん、ありがとうございます。あと二カ月もすれば、なんとか収まると思います」

ブーくん「ああ。いい話ですね。本当に飲んでいたら物語が生まれましたね(^_^)」

裏「加藤監督、我々、昭和初期の世代は、物語が服を着て歩いているような古代人です。輪切りにされたらいろんな顔が出てきます。が、現代の金太郎飴世代は自分の物語をせっせとスマホに記憶させ、きっと気づいた時には、墓の中に遺骨ではなく遺スマホが納スマされ、遺族がいつでも、そのスマホを覗くということになるのでしょう。人生の物語が、厚手のアルバムから薄いスマホに収まるように、他者との関わりを無理やり稀有にする人類、物語は電池が切れれば終わるスマホの液晶のように、脳の記憶回路を経由せず、今日も昨日も明日も、区別がつかない、日々同じ色の人生になることを杞憂します」